あおの毒吐きblog

仕事としてのハンドメイドのあれこれ

ハンドメイド商品の価格設定って?

どうやって価格設定しているの?

と、時々、訊ねられます。

 

お値段の付け方がわからない。

いくらつけていいの?

そんなにもらえない。

 

と思ってる方必見!!

 

と書くような内容はないです・・・

ごめんなさい。

大したことではありません。

 

 

そもそも、なぜ販売をしようと思われたのでしょうか?

 

作品の評価としての対価がほしい

お小遣い稼ぎ

材料費がほしい

 

細かい理由は様々あるとは思いますが、

お金がほしいということに尽きると思います。

 

きれい事を取っ払うと絶対そこだと思ってます。

 

 

 

大事なことは。

自分はそこからどれだけの利益をあげたいのか?ということです。

 

作品の評価だから対価として100万円欲しい。

というのも自由です。

 

月に1個しか売れなくてもいい。

ほしい人に買ってほしいと高額設定するのもまったくの自由です。

私はそういう人好きです。

 

ただ、そうじゃない、

自分の商品に自信がないから価格を低く設定してしまう、

 

そんなかたには下記の価格設定方法を一度読んでいただきたいと思います。

 

*あくまでも私の考え方で私の方法です。

 そして私もすべてこの方法で価格設定しているわけではありません。

  参考程度にお読みください

 

 

 

 

 

質問です。

自分の時給はいくら欲しいですか?

 

100円って人はいないと思います。

 

頭の中に具体的な金額を想定してください。

 

次に、作品一つあたりの製作時間を考えてください。

 

例えば

 

4個同時に作り、それに一時間かかったとします。

 

1個の製作時間は15分と設定します。

 

ここに頭の中で想定した時給を当てはめて

その作品から得る自分の人件費を出します。

 

時給1000円を想定した場合。

15分だと250円です。

 

次に材料費

これは一個当たりの材料費を算出します。

ちなみに私はミシン糸やミシン針なども材料費として計算する場合があります。

 

材料費を考える場合、絶対忘れないで欲しいのが

上記にも書いたミシン製作のものであればミシン糸、ミシン針

接着剤、電気代、

一個単価に換算するのがめんどくさいものの費用。

これも、およそでいいのでざっくり計算してみてください。

(ここで考えなくてもトータルで考えた場合に材料費に入ってきます)

 

ここで材料費を200円とします。

 

そうすると一個あたりから欲しい利益は最低450円になります。

 

ここに、

梱包材、

梱包にかかる時間による人件費

が個別にかかってきます。

ネット通販であれば撮影やSHOPへの作品UP時間から発生する人件費も考慮します。

 

 

そのほか

イベント参加であれば参加費

遠方に委託であれば往復送料。

売り上げや参加費の振込手数料。

委託料。

 

まだまだ細かな経費はケースに寄ってあるとは思いますが、

そのあたりを全部計算して最低単価を出します。

 

・・・ええ、本当にめんどくさい作業です。

 

で、ここまで計算して

 

自分の作品と向き合って

 

算出した価格と、作品の価値とを考えたうえで価格をつけます。

 

これが私の価格の付け方です。

参考になれば幸いです。

 

私はイベントなどに出るときは

トータル売上がいくら上がるか?と思ってるところもあるので

 

手間暇の割に安い価格のものも作っていたりします。

その逆もあります。

そしてバランス化を図ります。

 

価格設定の上で1点気をつけていることは

市価から大幅に低く設定することはやらない。

原価割れやほぼ原価という設定もしない。

 

ということです。

 

価格を低くしたら売れるのか?

と言えば違うと思います。

SALEや目玉商品としての一時的な安価はありだと思いますが

安易な低価格は極論、自分が楽しくない所に行きつくと思ってます。

これはまた別のお話ですね~

 

ボケ防止と文章リハビリのために書いてます。

ゆる~くお付き合いいただけると幸いです