ザ・トゥルー・コスト ファストファッション真の代償
友人の娘っこが映画を見てきたそうです。
「
ザ・トゥルー・コスト
ファストファッション真の代償
」
私がいる地方での上映は昨日までらしい・・・。
見たかったな。
見てないので何とも言えませんが。
ここからは個人的主観で映画とは関係ないお話。
ファストファッション=使い捨てられる服 だと思います。
服を作る人間としてはあり得ない価格で販売され続ける現実があります。
個人で購入しようとすると1枚1000円くらいするレースがついて1500円くらいで売られてるTシャツなどもあったり。
先日ハリスのタグをつけてし○むらに並んで、しかも売れ残ってるバッグを見ていたたまれなくなりました。
たとえば、1枚1900円のYシャツ。
メンズのシャツ用尺は2mほどでしょうか?
型紙にもよるかと思います。
2mの生地。
ボタン 大小合わせて 12個~
ミシン糸
接着芯
材料はこれくらいかな。
1m@300円くらいの生地を使用したと仮定。
ボタンも大量購入で安く入れて・・・としたとして、
材料費で700円で仮定します。
1900円ー700円=1200円
この1200円に
縫った人の工賃、輸送費、生地カット代(たいてい工場でまとめてパーツごとにカットされてると思う)販売者の利益
他にもミシンの購入費やメンテナンス代、働く人の福利厚生費、工場の稼働にかかるコスト、いろんなものを微量に詰め込んで・・・
こういうのはたいてい工賃が安くて済む海外製品。
こういう商品が多くなって、購入者はその価格に慣れて、
より安さを求めたり、
「縫製が甘い」「生地がペラい」ってレビューを書き始めたりする。
1200円でメンズのYシャツを縫ってくれと言われたら・・・
正直に断ります。
無理です。
それが今の現実で、この先縫うことを続けていったとしても・・・?という迷いがあります。
友人も服を縫う人。
娘っ子は何を思ってみたのかな。
DVDになったら借りてこようと思います。