あおの毒吐きblog

仕事としてのハンドメイドのあれこれ

どこからが作家?

ハンドメイド作家 という単語を目にし始めてからずいぶん経ちます。

私も売り始めて10年がたちました。

今はメディアにも取り上げられ、職業として認知されつつあるのかな?という印象を受けています。

 

で、この、ハンドメイド作家って何なのでしょうね。

 

モノ売りを始めた10年前。

はじめて売ったのはブランケットでした。

大人服も売りました。

バッグもアクセサリーも売りました。

 

小さいころから作ることが好きで、その時に興味がひかれたものを作り続けてきたので

いろいろなものを作ってきた経験から、やはりその時に自分の好きだと思うもの、ほしいものを作って売ってきました。

 

時には小さな工場のように簡単なズボンを月にして2,30枚売ったこともあります。

なにも考えず、ただ、生地を買い、かんたんな型どりをして布を切り縫い合わせ、

最後は水で洗って乾燥させて。

単純作業でした。

 

それは作家なのかなと、当時を振り返ると思います。

 

また、オーダーを受けて、

受けた後から来るさまざまな変更を聞いていたら、

それは私の作品ではなく

オーダー主のフルカスタムオーダーで、

なんだかなぁ・・・という気分になったこともあります。

 

私が思う作家は、どんな分野でもジャンルでも、

自分の作品を世に出している人で

私は作家ではないというのが現状認識です。

 

作家は作家と名乗った日から作家です。

だれにも止められることはありません。

 

でも、作家とは名乗れないなぁと思ってます。

そして作家になりたいのかは又別のお話。